あの人も飴

今日が金曜日じゃなくて良かった
今日が金曜日じゃなくて良かった
今日が金曜日じゃなくて良かった

って、バスの中で、声に出さないで何度同じことを考えたろう
あの先輩を見ると、自分は泣きそうな気分になる
良い人過ぎて、自分がいてすいませんって気分になる
あの人も毒の入った飴なのだろう
おいしんだけど、そうじゃない

もう、会うたびにすいません
なんだろう、あんな良い人と関わってると、自分の人間性について悩むし、存在して済まないとさえ思えてくる

どうしてあの人はあなんだろう、何故自分はこんなにも冷たい人間なんだ
どうしたら直る？いや直らなくて良い
でもあの人を見ると自分はどうしてこんなにも駄目な人間なのかと考えてしまう
どうしたら良いのか分からなくなる

敗北感でもないし、劣等感でもないから、どうしたら良いのか分からない

昼間階段ですれ違って向こうが挨拶した
自分は階段を上っている最中まるで２００mを疾走したみたいなだるさに襲われ下を向いていて挨拶し損ねた
もうそれが申し訳なくてしょうがない

なんでだろう
別に好きなわけじゃない、人としてレヴェルが高すぎるのか？
自分が駄目すぎるのか？
そうでもないと思うんだけど

部活に行ったら、ドラム叩いてた
ﾁｮｯﾄ挨拶しただけ

なんかもう、自分がいて申し訳ない気分になり、泣きたい気分にさえなる

今日が水曜でよかった、金曜日じゃなくてよかった
といっても、木、金と彼に会えるわけでもないし、自分は部活に行くとも限らないし
また彼が部活に来るとも限らない
だからただの気休めでしかない
向こうはなんとも思ってないんだろうけど、自分はどうしようもなくすいませんて気分だ

あぁどーしたらいいんだろぉー